インテリア   インテリアコラム

海を渡ってやってきた、魔法のじゅうたんに思いを寄せて

一生もののじゅうたん

部屋の雰囲気を左右する一枚のじゅうたん。
(1)質感 (2)お手入れのしやすさ (3)耐久性 (4)デザイン性など、
これらを全て兼ね備えた「魔法のじゅうたん」があったらどうでしょうか。
今回はイランの遊牧民が織りなすじゅうたん「ギャッベ」について、石崎家具の宮嶋さんに詳しくお聞きしました。

「魔法のじゅうたん」の正体は?

「魔法のじゅうたん」の正体、それは「ギャッベ」です。ギャッベの特徴は、(1)夏はサラサラ、冬はポカポカで一年中気持ちいい! (2)ダニが付きにくく、アレルギーや敏感肌のお子様にも安心 (3)お手入れは掃除機1本で、耐久性は100年以上 (4)メッセージのあるデザインなどがあげられます。現在、日本の一般家庭にも用いられるようになったギャッベですが、もともとはイランの遊牧民が直接大地に敷いて使用していたじゅうたんなのです。

世界に一枚だけの織り手のあたたかな手仕事

ギャッべを織るのは遊牧民の女性の仕事。彼女たちは母親からギャッべを織るための技術を受け継ぎ、結婚するときには自分でギャッべを織り上げ嫁ぎ先に持って行きます。

放牧されている羊から毛を刈込み、糸をつむぐところから製作が始まります。夏は40℃冬はマイナス20℃の厳しい環境の中で育つ羊の毛は、繊細で吸放湿性にすぐれ、豊富な脂分を含むため汚れに強く、冬あたたかく夏涼しく使用できるのです。その後、羊毛を草木で染めて、ひと目ひと目を手作業で織り込みます。丁寧に作られたギャッべは目が詰まっていて、長く使ってもへたりにくいのです。

絵柄は全て織り手のオリジナルデザインで、同じものは2つとありません。織り手は、花・人・動物・風景など心に感じたものを元に自らの感性でギャッベをデザインします。また健康長寿や家庭円満などのメッセージを模様に込めてギャッべに織り込むことも多いです。

ギャッベは、日本の住まいにもすんなりと調和し、風合いや質感に注目が集まり「一生もののじゅうたん」として暮らしに取り入れている方も多いそう。天然素材の心地よさや、優しく素朴なデザインは、工業製品では生み出せない体温のようなものが感じられます。

お問い合わせ

CTA-IMAGE リフォームに関するお問合せ
ZERO-CUBEに関するお問合せ
ココリビングに関するお問合せは
こちら

株式会社オリバー
0120-47-1152