インテリア インテリアコラム
暮らしの中で使われてこそ輝くアンティーク
時を経ても色褪せない魅力
富山県のインテリアを扱うショップにお話をうかがうインテリアコラム。今回は北陸でも珍しいアメリカンアンティークの買いつけからリペア、販売をしているEASELIFEの梶原さんにその魅力についてうかがいました。
アンティークとはなんぞや?
アンティーク家具にみなさんが抱くイメージはどのようなものですか? 中世ヨーロッパで使われていたものとか、手が届かないほど高価なもの、というイメージを抱く方が多いのではないでしょうか。一口にアンティークと言っても、国やテイストの違いでカテゴリー分けされています。今回は、その中でも「アメリカンアンティーク」のお話。
アメリカンアンティークとは、その名の通り、アメリカで製造、使用されていた古くて素敵だと感じる家具や雑貨のことを指します。「EASELIFE」さんでは、おもに1950年代に流通していたものを多く扱っているのだそう。
暮らしの中で息づいたあたたかさを感じる家具
現在、アメリカンアンティークやインダストリアルインテリアなどが多くの雑誌やメディアで取り上げられ、一大ブームとなっています。本国であるアメリカにあるアンティーク家具よりも日本の方が多いのだとか。しかし、「ただの流行というもので片付けられたくない」と梶原さんは語ります。
現在流通しているアメリカンアンティーク家具は、流行っているから残っているわけではありません。デザインの良さはもちろん、素材の良さがあるから今でも残っていて、かつ十分に暮らしの中で使える状態を保っているのです。だから、長期間にわたって世代を超えて愛され、使い続けられてきたのかもしれません。「だって、使えないものを家に置いていてもしかたないでしょう?」という梶原さんの言葉にハッとさせられます。たくさんの人の手にふれ、生活に息づいた家具だから〝もののあたたかみ〟が感じられます。
現在EASE LIFEさんにある商品のほとんどが製造から70年近く経過しているいわゆる年代物。ですが、梶原さんは「あと50年は使えますよ」と胸を張って語ってくれました。
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