住む人によって完成する。家族で染める。「器」という名の住まい。
オリバーから“至高”を目指したフラッグシップモデルハウスが誕生しました。「器(UTSUWA)」と名付けられたこのモデルのコンセプトは“アソビと余白”。住まい手が自由に染め上げ、成長させていく余地を残した、オリバーの考える理想の住まいです。
内装は、白と白木という極限まで色数を絞ってシンプルに。住まいの主役は、家具やアート、そして何よりご家族の暮らしそのものです。ディスプレイや住む人の個性によって、いかようにも表情を変えるキャンバスのような余白を大切にしています。
「器」の最大の魅力は、家族構成、時間の変化、そして価値観の変遷を柔軟に受け入れられるフレキシブルな設計。例えば、リビングに隣接した和室や縁側のあるテラスは、リビングの延長として使ったり、プライベートな個室、非日常を味わう空間としてなど、自在に役割を変えることができます。
柔軟性を実現するために、間取りには徹底した工夫が凝らされています。L字型のLDKは程良い目隠し感を保ちつつ、仕切りや柱を極力なくし開放感との両立を実現しました。1階のドアは全てハイドアを採用し、広く見せる工夫と空間の広がりを強調しています。
また、目につきにくいディテールへにもこだわりました。窓枠をなくし壁面と一体化させた内装、窓の下枠と巾木などの厚みと材質を揃える、敷居をなくし空間を繋げる、などの細やかな配慮が、ノイズのない洗練された空間を生み出しています。
1階のドアと窓は全て天井まで届く高さにし、仕切りも極力なくして広がり感のある造りに。縁側とテラスを望む窓があることで、暮らしに自然を感じる余白が生まれます
「最上の機能美」を追求したパナソニックのハイエンドシステムキッチン「L-CLASS」
機能性と家族の繋がりを追求した動線設計にも注目。流行りの間取りをオリバー流にアレンジした最大のポイントは、洗面化粧台を回遊動線の中心に据えたことです。階段下にすぐ配置した洗面化粧台は、家族の誰もがアクセスしやすい場所
であり、いつでも家族の気配を感じられます。また、玄関からウォークスルークローゼット、そしてお風呂や洗面へと直接繋がる動線は、帰宅時のスムーズな移動と最短の家事動線を実現。リビングを通らずに2階へ上がることもでき、来客時には生活感の出やすいお風呂やクローゼットを隠せる、プライベートとパブリックのメリハリが効いた設計となっています。
枠をなくした3面鏡は、鏡だけが空間に浮いているような 印象を与え、生活感がでにくいデザイン
玄関を入ってすぐに窓から望む庭の存在は、外から帰ったときに公の顔から私的な顔へと気持ちを切り替える、心地よいアソビ空間。四季の移ろいを日々感じられるゆとりを生活にもたらします。
細部に渡ってホテルライクな内装にうっとり。毎日の暮らしで、非日常的なリトリート感が味わえるお家でした!
モデル: 池端忍 / ヘアメイク: アトリエNoel Hair Make Team / 撮影: dot DUCK株式会社