モスグリーンのキューブ型の外観に、小さな煙突が可愛らしいZERO-CUBEは、「憧れの薪ストーブのある家」を実現させた住まいです。

「家を建てるなら『薪ストーブ』か『屋上』のある家に」と考えていたS様は、当初、屋上のあるZERO-CUBEスカイバルコニーの採用を検討していました。訳あって屋上は断念されましたが、それならば と、ZERO-CUBEをカスタムして薪ストーブを入れることに。

家の中に入ると、すぐに土間リビングと吹き抜けが広がる開放的なつくり。玄関に壁を作らずリビングと繋げているため、実際の面積よりも広く感じられます。一番寒い玄関側にストーブを置き吹き抜けにしたことで、家中を温めることができます。以前に住んでいた公営住宅がとにかく寒かったため、「温かい家」が一番のご要望だった奥様も、これには大満足。男性陣は冬でも家の中で半袖短パンで過ごせるほどだそうです。

もうひとつ、リビングで目を惹くのが、天然石を使ったアクセントウォールです。乱積み風に施工された石壁は、ストーブ側に積まれた煉瓦と対をなし、内装に風格を醸しています。野性味のある乱形石は、ご主人が探して購入されたもので、玄関アプローチにも配されています。外構はすべて、土木関係のお仕事をされているご主人が施工。外構土間に薪割り用のスペースをレイアウトするなど、細部にもこだわりが見られます。

本物の天然石を打込接ぎ風に配した、重厚感あふれるアクセントウォール

「ちょっとでもいいから、やりたいことを全部入れて、『好き』が詰まった家にしよう」と、考えたご夫妻は、内装などの担当エリアを分担して、自分たち好みの家を目指しました。小さなガビオン、コンクリート調の外装材やクロス、ティファニーブルーの小部屋にシャンデリア、インダストリアル調の照明など、お二人の好みのテイストの違いもミスマッチすることなく、おしゃれにまとまっています。

家を建ててから、家で過ごすことが増えたというご夫妻。夜は「おうちバー」になるダイニングカウンターで、ゆったりとオフタイムを楽しまれているそうです。「冬は薪ストーブの前でくつろぐ時間が幸せ」という奥様と、「庭にウッドデッキをつくってアウトドアリビングにしたい」というご主人。お二人のおうち時間はこれからもますます充実しそうですね。

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