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震災で注目が集まる「タイニーハウス」

小さな家=タイニーハウス

タイニーハウスとは、シンプルで小さな家のことです。広さは10㎡前後から20㎡程度が主流で、形状は、小屋やスモールハウス、コンテナハウス、トレーラーハウス、ドームハウスなどさまざまです。

最大のメリットはコストです。100万円〜400万円ほどが相場とされています。居住面積が最低限となるため固定資産税や光熱費などの維持費も抑えられます。

移動式のトレーラーハウスなどのメリットは、住む土地に縛られないこと。コンテナハウスやドームハウスも移設が可能なので、いざとなれば家ごと引っ越しすることができます。シンプルな構造なので災害にも強く、迅速に設置できるため避難場所としても活用されています。

デメリットは、1、2人しか住めないこと、家財道具は最低限しか持てないこと。また、電気や水道の工事によっては、トータルコストが想定より大きくなることも考えられます。

「家」を持つことの価値観が変わる

タイニーハウスは、アメリカでのリーマンショック、日本での東日本大震災をきっかけに広まってきました。災害で家を失うような事例も他人事ではない今、大きな家を持つことに豊かさの価値を置くか置かないかの二極化が進んできたと言えます。

最小限でシンプルな生き方を望む人たちにとって、タイニーハウスは住宅の新たな選択肢のひとつとなっていくでしょう。

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