皆が思い思いにくつろげる、大家族がゆったりと繋がる家

2018.06

[vol.10]2018夏号キッチンリフォーム二世帯住宅収納和室家づくり洗面玄関

開放感と一体感を同時に得られる
4部屋をひとつにした広々リビング

「うちは家族みんなが仲が良くて、夕ご飯が済むと、寝る直前まで全員がリビングにいるんです」というH様ご家族は、2世帯7人住まい。築60年の家を、40年前に増築され、住んでおられましたが、昔の間取りが現在のライフスタイルに合わなくなってきたことで、リフォームを考えられたそう。

古い間取りのまま使わなくなっていた和室を取り払い、4つの部屋をひとつにしたことで、リフォーム前のリビングの約4倍の広さに。存在感のある天然木のダイニングテーブル、65インチのTVが小さく見えるほどゆったりなソファスペース、掘りごたつのある畳コーナーと、ひとつのLDKでありながら、7人家族それぞれが思い思いにくつろげる空間づくりを行いました。

「収納が増えてとても便利になりました。小さな子供がいるので、着替えやおもちゃなどリビングで使うことの多いモノは、畳コーナー収納にしまっています。子供も使いやすい高さにあるから、使ったおもちゃを子供が自分で片付けたりもしてくれます」と奥様。

「収納を引き戸の後ろに隠しておけるので、見た目がすっきりしていいですね。急な来客にも慌てなくて済みますし、人を呼びたくなる家になりました」とお母様も満足げです。

造りのしっかりした昔の建材を活かし、梁を見せる仕上がりで、和のテイストを残し落ち着ける内装に。リビングの他、物置になっていた2階の小屋根部屋も、大胆に梁を見せることで和モダンのお洒落な寝室に生まれ変わりました。

技あり! こだわりポイント

小上がりはちょっと腰掛けるのにもちょうどいい高さ。年配のお客様にも喜ばれています。畳の下は収納になっており、機能性も◎

大きな吹き抜けのある玄関まわり。手すりは木材にこだわり、材木屋さんで探し抜いた、存在感のある一品。

おしゃれな手洗いボウル。LDKの手前にあるので、外から帰ってリビングに行く前に手洗いする習慣が身に付きます。

物置になっていた小屋根部屋を寝室に。大胆に梁を見せ天井に和のアクセントを。

DATA

富山市　H様邸
■種類　戸建て
■施工面積　197.00㎡
■工事期間　約3カ月
■家族構成　大人5人(夫婦、両親、妹)+子ども2人
■施工会社　株式会社オリバー 0120-47-1152

PLAN

母・娘3人でキッチンに立つことも多いH様ご家族。キッチンは動きやすい広さを確保し、大容量の収納や食品庫も造作しました。
リフォーム前の和室の欄間を再利用した和スペースは、照明と合わせて和モダンな雰囲気を演出。
4部屋をひとつにしたことでゆとりの空間が生まれました。2世帯7人の大家族ですが、広々としたLDKで思い思いに過ごして頂いているとのことでした。