インテリア インテリアコラム
無垢の表情が伝わる 鉄×木のインテリア
置くだけでキマる存在感が魅力
ミニマル、インダストリアルスタイルの流行を受けて、アイアン家具に注目が集まっています。
今回は富山県でオーダー家具を作っている、山鐵の山口さんにアイアン家具の魅力について伺いました。
無垢の鉄と無垢の木、
両方を組み合わせることで
存在感のある家具ができる
The North Factoryは、鉄工、木工、住設のそれぞれの分野で働く友人たちと一緒に立ち上げたオーダー家具のブランドです。自分は鉄工所で工業部品などを作る仕事をしていたのですが、数年前に知り合いから天然木と鉄を使って洗面台を作れないかと相談されたのがきっかけです。当時はアイアンを使ったシンプルなデザインの住設がなくて、だったら自分たちで作ってしまおうと。試行錯誤はありましたが、1年半かけて商品化にこぎつけました。
鉄の魅力は、強度と自由度があること。椅子やテーブルの脚に鉄を使えば、木を使うより細くスマートなデザインにできます。鉄の製造過程で黒皮と呼ばれる黒い膜ができるのですが、これが鉄本来の色であり、自然の風合いなんです。無垢の木と同様に、色ムラや細かな傷などがあり、ひとつひとつ表情が異なるところが魅力で、これが木と組み合わされることで、両方の素材感が引き立つんです。
自分たちがカッコいいと思えるものをつくる
現在は地元のお客様からクチコミでオーダーを頂いています。いいなと思うブランドの家具って、すごく高価だったりするじゃないですか。そこまでじゃなくても、素材感のある無垢の鉄と木を組み合わせるだけで、デザインの良さと良心的な価格の両方を備えた家具を提供できると考えていますし、お客様にも喜んで頂いています。
ベースは〝自分たちがカッコいいと思えるものを作る遊び〟なので、皆で楽しんで作っています。そのせいか、ユニークなご注文も多いですね。家の中に雲梯を作りたいとか。リフォームで再利用したい部材を鉄と合わせて家具を作ることも可能です。自由度が高いので、いろいろ相談してみてくださいね。
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