家の中での転倒事故を防ぐ「手すり」の設置
安全性・機能性を高めたリフォームで、安心な住まいづくり

家庭内の救急事故のトップは「転倒」
調査によると、家庭内での不慮の事故で救急車を呼んだケースの半数近くは「転倒」によるもので、大半が寝室など居室内で起きています。玄関や階段など段差箇所の手すりの設置に加えて、ベッドから降りる、床や椅子から立ち上がり移動する、といった動きを支えることや、足を滑らせたり、つまずく原因を解消することもリフォームの大切なポイントです。
手すりは、使う人の体格に合わせた高さはもちろん、「引き寄せる」「押す」「支える」「伝う」「寄りかかる」などの力の使い方に合わせて、最適な位置や形状のものを取り付けるようにしましょう。
機能性がアップした最新の手すりリフォーム
下地一体型のリフォーム手すり
手すりにかかる荷重は、その人の体重の約3倍と言われ、落下の恐れが無いように取り付けないと大変危険です。下地をしっかりと調べた施工が重要ですが、壁補強工事なしでも取り付けできる後付け補強板付きの手すりも、登場してきています。

ユニットバス用の後付け手すり

ユニットバスは一般的に壁が薄く、手すりの設置には注意が必要ですが、メーカーを問わず取り付けできるユニットバス専用の後付け手すりで対応できます。
抗菌機能付きの手すり
常に手が触れる箇所ですので、より健康に気を配るには、抗菌機能付きが安心です。表面加工したものと、抗菌加工した樹脂でつくったものがあります。

ユニバーサルデザイン
階段など、上る時は引き、下りる時は寄りかかる、といった異なる力の使い方両方に適した、波型の手すりが考案されています。滑りにくく、掴みやすい形状で、グッドデザイン賞も受賞しています。
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