オシャレだけじゃない。安全性も両立させたインテリア
やらなくてはと思いつつ、ついつい先延ばしにしがちな防災対策。いざという時のための防災袋を購入したことで、万全の防災対策をしたつもり・・・になってはいませんでしょうか? 確かに懐中電灯や電池、非常食も必要ですが、もしもの時に必須なのはご家族全員が生き延びることです。焦る気持ちからお住まいの中で怪我をしては元も子もありません。安心して暮らすためにまずはお住まいの環境を見直してみましょう。
家具は適切に固定されていますか?
大きな棚などは天井と家具を面で支えることが転倒防止の最善策です。家具と同色、もしくは壁紙と同色の転倒防止器具を使用することで見た目にもすっきり。家具と転倒防止器具が調和して見えます。もしちょうど良い転倒防止器具が無い場合は、大きな棚が覆いかぶさるような位置にベッドを置かないように気を配りましょう。
重いものはなるべく下の方へ
オープンラックで花瓶などの割れ物を飾る場合は自分の腰から下の位置に置くようにしましょう。粘着マットなどを下に引くことができれば転倒のリスクを防ぐことができるでしょう。非常時に使用する飲料水などのストックも保管ラックの下部に設けることでラックの重心を低く保つことができ、安定性が高まります。
安全な室内レイアウト
ご家族が集まりやすいリビングのソファなどは、大きな窓から少し離したところに設置しましょう。強い衝撃で割れた窓ガラスが飛散する可能性がある場合には、窓ガラスに飛散防止フィルムを貼っておきましょう。最近はUVカット効果のあるものからオシャレな模様が入ったものも多数あり、インテリアと安全性の両方を兼ねて備えたラインナップが選べます。
住まいは私たちの心と体を健やかに守る大切な空間です。いざという時に慌てないためにインテリアを決める際は、より安全で安心できるようなお部屋作りを心がけましょう。
出典:総務省消防庁「家具転倒のメカニズム」より
ご自身や大切な家族を守るため〝家具の転倒防止〟はすぐにできる防災対策のひとつです。
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