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助け合う暮らしの復活。「多世代交流型住宅」

多世代交流型住宅とは

多世代交流型住宅とは、異なる世代が同居または近隣で交流しながら生活できるように設計された居住空間です。高齢化社会の問題が顕在化する近年、新しい住居形態として期待を集めています。

多世代交流型住宅の種類

現在見られる多世代交流型住宅にはいくつかのタイプがあります。

複合施設型

同じマンション内にサービス付き高齢者向け住宅と一般家庭向け賃貸住宅が近居し、入居者同士が交流できるスペースを設けたもの。商業・教育・医療施設を施設内や近隣に配備するなど地域的に開発されているものもあります。

賃貸型

介護を必要としない高齢者、子育て世代・学生などの多世代が入居する集合住宅。入居者同士や地域の人と交流できるカフェを併設したり、若者が高齢者のサポートをする仕組みをつくっているところも。

シェア型

年齢制限がなく多世代が同居できるシェアハウス。単なる同居にとどまらず、仕事や子育てをシェアする動きがあるところもあります。

多世代交流のメリット

異なる世代が同居もしくは近居することで、家事や育児のサポートが得られたり、子どもの社会性の習得、高齢者の社会参加や生きがい、認知症予防、孤独緩和、災害時の助け合い、日々の見守りなど、多くのメリットがあります。さらに、空き家対策や地域のコミュニティの活性化など、まちづくりとしての利点も期待できます。

人々が助け合いながら暮らすことで、現代社会に失われつつある長屋や隣近所のようなつきあいを取り戻すことができるでしょう。

また、高齢者にとっては新しい老後の暮らし方の選択肢となり、高齢化社会において重要な役割を果たす可能性が期待されています。

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