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豊かに暮らすアップサイクルのヒント

サスティナブル社会の新たな取り組み

過去にもサスティナブル(持続可能)な社会について発信してきましたが、ここ数年の新たな取り組みとしてアップサイクルが加わりました。アップサイクルとは、廃棄されるはずだったものにデザインやアイディアを加える事で新しい価値を与え、元の状態よりもアップグレードした新たな製品づくりのことです。近年ではSDGsの普及により、関心が高まっています。特に廃棄が多く環境への大きな負担が問題となっている衣類・食品業界で高い注目を浴びています。

3R(リサイクル・リユース・リデュース)との違い

アップサイクルと最も混同しやすいのがリサイクル。リサイクルは、廃棄されたものを分解し、原材料として再利用することです。また、リユースは廃棄されるはずのものを補修しながらそのままの状態で繰り返し使うこと。そして、リデュースは、エコバッグ、マイボトル、マイ箸を使うなど、そもそも廃棄物や不用品を出さない取り組みのことを言います。

アイディア次第で暮らしもアップデート

最近では、日本航空が航空機のシートベルトやシートカバーなどの廃材をキーホルダーやペンケースにアップサイクルして販売し、人気を得たことが話題になりました。住宅業界では、古民家利用やリノベーションがアップサイクルの取り組みと言えます。オリバーリフォームでは自社主催のイベントで、お家をリフォームした際に出た廃材(木やクロスの切れ端)を使い本棚や小物を作成するDIY教室を企画しています。

アップサイクルの取り組みはもっと身近な所から始められます。例えば、空き缶や空き瓶をフラワーベースに、古い木箱をおしゃれな棚に、その可能性は無限です。環境に優しいだけでなく、ものの寿命を伸ばすアップサイクルは豊かで丁寧な暮らしのヒントになることでしょう。

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