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日本の空き家問題と今後の活用法

空き家問題とは

近年、日本の大きな社会問題になっているのが空き家問題です。空き家が発生する背景には、自宅を所有する高齢者が老人ホームや子供の住まいに転居するケースが増えていることにあります。今後、人口の多い団塊世代を含む高齢者が急激に増えること、そして少子化が進むことにより空き家はさらに増加すると予想されます。今から10年後には空き家の数が2000万戸以上になり、全住宅のうち1/3が空き家になると懸念されています。

空き家が増えることで抱えるリスク

住人が不在となった住宅は老朽化が一気に進み、外壁や屋根が剥がれたり、倒壊する危険が高まります。老朽化した住宅は、景観を悪化させるだけでなく、雑草が増えた敷地内には害虫や害獣が増えたり、粗大ゴミの不法投棄、犯罪の温床にもなり得るのです。空き家の供給が減らなければ住宅価値は低下。また、地域の住人の減少により税収が減り、道路、水道、電気などのインフラを維持することが難しくなるという問題も発生します。

空き家の活用法

空き家は所有しているだけで固定資産税がかかるため、住人がいない状態ではせっかくの不動産が負担ばかりになってしまいます。空き家を資産として活用するには、売却したり賃貸に出して収益を得るという方法が代表的です。中でも賃貸にすると、継続収益のほか、維持管理の手間が減る、将来的に再度住むこともできるというメリットがあります。

空き家情報の発信手段も様々。自治体が運営する「空き家バンク」では登録するとホームページに情報を掲載してくれます。最近では、情報を公開するだけでなく、積極的に借り手の需要を創出する空き家マッチングサービスに取り組む企業が増加。デュアルライフ(二拠点生活)やフリーアドレス、シェアハウスなど多様化するライフスタイルに合わせ、空き家活用を検討してみてはいかがでしょう。

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