気持ちが明るくなる部屋づくり

世の中に大変なニュースが続く中で、心が疲れていませんか？
そんなときだからこそ、家の中では明るい気分で過ごしたいですよね。今回は、気持ちが上がるような部屋づくりのポイントや、リフォームで取り入れたいアイデアなどをご案内します。

色の心理効果をねらう

元気になる色を差し色に

空間のイメージは、色の選び方で大きく変わります。空間を明るくすることで気分も明るくなります。色の持つ効果を知り、部屋の過ごし方に合わせて色を選ぶようにしましょう。

最も明るい色は白ですが、真っ白の壁は緊張感を抱かせる作用があるため、広い面積には使わないほうがベター。LDKでおすすめなのはベージュの壁で、元気になる作用のある赤やオレンジ、黄色をポイント使いにするといいでしょう。

色の働きを知って上手に活用しましょう

● 気持ちを穏やかに…ベージュ
● 安心感や安らぎ……ピンク
● 安眠効果………ライトイエロー・緑・青
● リラックス……緑
● 元気になる……オレンジ・黄色(寝室には不向き)

心が浮きたつような遊び心をプラス

アクセントクロスで遊ぶ

大胆な色や柄のクロスをアクセントに使うと、空間を手軽に楽しく演出できます。華やかな輸入壁紙も、ポイント使いなら費用もさほど気になりません。また、見つけると嬉しくなる“隠れ◯◯”のクロスも人気があります。

“隠れスヌーピー”が潜むボタニカル柄のクロス

シェルフの内側にPOPなクロスを貼る、アクセントクロスのアイデア

遊びながら体を動かす空間づくり

体を動かすと心も元気になると言われています。 楽しく体を動かせるような遊び場を、おうちの中につくってみてはいかがでしょうか?

ハンモックやうんてい、クライミングウォールなど、さまざまなアイデアが考えられます。お子様はもちろん、大人も楽しめるものにするのがポイントです。

ビタミンカラーのハンモック

LDKの吹き抜けにクライミングウォールを設置

大人もワクワクする隠し部屋

「隠し部屋」「隠し扉」。聞くだけでわくわくする仕掛けも、扉やクロスに工夫するだけで実現できてしまいます。こんな部屋があるだけで、毎日気分が上がる家になりますね!

特殊な蝶番によって棚そのものが開閉する戸棚タイプの隠し扉

「好き」のパワーで元気になる

趣味部屋やディスプレイにこだわる

ステップ部分が透明になっているキャットウォーク

好きなものを見ると癒やされたり活力が出ることがわかっています。好きなことに没頭できる趣味のための部屋や、好きなものだけしか飾らないディスプレイスペースなど、あなただけの元気の素になる場所をつくってみましょう。

出入りするたびにお気に入りに触れられる、玄関のディスプレイコーナー

家づくりナビゲーターはこの人

富田 恭平

リフォームアドバイザー / 二級建築士 / インテリアコーディネーター
株式会社オリバー