福寿草
植物との暮らし
観賞して楽しむことはもちろん、衣食住をすてきに演出したり…。あなたらしい個性豊かな植物との生活を始めましょう。

縁起の良い名の春告げ花「福寿草」
「福」と「寿」の名を持つ、新春にふさわしい縁起花。「元日草」とも呼ばれ、幸福と長寿を願う花として親しまれます。雪の中から顔を出し、太陽の光を浴びて輝くように開く、黄金色のコロンとした花がとても愛らしいです。見る人に福を運んでくれる、めでたい春告げ花です。
育て方
福寿草は、春に花と葉を楽しみ、夏は休眠させるのが基本です。
| 植え付け | 地上部が枯れた後の「秋(9月〜10月頃)」が最適な時期です |
|---|---|
| 根がデリケートで傷つくと弱りやすいため、根鉢はあまり崩さずに植え付けます。鉢植えの場合は、水はけの良い山野草用の土などを使い、芽が土に隠れるか隠れないか程度の浅植えにします。 | |
| 置き場所 | 生育期と休眠期で置き場所を変えることが重要です |
|---|---|
| 直射日光を避け、年間を通してレースのカーテン越しの明るい場所が最適です。エアコンの風が直接当たる場所は避けましょう。 | |
| 水やりと肥料 | 乾燥気味に管理します |
|---|---|
| 土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れるまでたっぷりと与えます。花が咲いている間は特に水切れに注意してください。 | |
毎日誰かに話したくなる植物の雑学
ハイテク!太陽光を集める花

福寿草の花は、実はハイテクな「集熱器」になっています。あのお椀型で光沢のある黄金色の花びらは、まるでパラボラアンテナのように太陽の光を反射させ、花の中心(めしべ)に熱を集める仕組みを持っています。
まだ寒さが厳しい早春に、数少ない虫たちをその「温かい場所」におびき寄せ、効率よく花粉を運んでもらうためです。可憐な姿に隠された、驚くほど賢い生存戦略ですね。
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