インテリアグリーンで楽しむボタニカルライフ
暮らしの中で感じる植物の個性と生命力
家具を選ぶイメージでお気に入りのグリーンを探そう
最近では、室内で植物を育てて楽しむ人も多くなっています。このようなインテリアグリーンは、空きスペースに置く脇役的なものと思われがちですが、私は、気に入った植物を主役に据えてインテリアを考える、という逆のスタイルもありだと思っています。
植物はひとつひとつ、枝や葉の形や状態が違います。それは、その植物の個性とも言えますから、一概にきれいな形のものだけが良いとも限りません。たとえ歪な形をしていても、この植物を置くことでインテリアが完成するような、強烈な個性と存在感を持つ植物と出合うことだってあります。大きく成長したものや鉢物には高価なものもありますが、家具を選ぶようなイメージでインテリアグリーンを選んでもらいたいですね。
海外原産の植物と暮らす
異国を感じる空間づくり
東南アジアやオーストラリア、南アフリカ、南米などのネイティブフラワーや多肉植物など、日本に自生しない植物は、野性味にあふれ、原生国のバッグクラウンドを感じさせてくれます。なかでも、男性を中心に人気が出始めているのは、アガベやユッカ、サボテンなど、アメリカ南西部をイメージしたグリーンです。形が独特なコーデックス(塊根植物)に魅力を感じる人も多いようですね。
飾り方にも個性を活かして
グリーンの飾り方のコツは、メリハリをつけること。色や質感、大きさの違うものを組み合わせたり、力を入れるところと抜くところを意識したりすると良いですね。また、自然の姿を再現した置き方もおすすめです。木の幹などに着生するビカクシダ(コウモリラン)は、樹皮に着生させ、吊るす飾り方を提案しています。
ネイティブフラワーの多くは、ドライフラワーにしても存在感があり、インテリアのアクセントになります。ガーデニング用のソーサーをフレームに見立てて、個性のあるドライフラワーを絵のように飾ると画廊みたいで格好良いですよ。
絵のように見せるドライフラワーのディスプレイは、ぜひ真似したいアイディア。
存在感のある花器を置くのもおすすめ。まずは一輪挿しから始めると入りやすい。
珊瑚やガラス玉など海のもの、木の実の殻や豆のさやなど山のものとの組み合わせも相性が良い。
インテリアに彩りを添えてくれる、プリザーブドフラワーやドライフラワーを使ったリース。贈り物としても人気。
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