スミレ
植物との暮らし
観賞して楽しむことはもちろん、衣食住をすてきに演出したり…。あなたらしい個性豊かな植物との生活を始めましょう。

スミレには色や種類がたくさん
スミレ科の多年草、学名はビオラ。スミレの仲間には野生種、園芸種ともに数多くあります。パンジーやビオラもそのひとつです。「スミレ色」は薄紫色を想像しますが、花色は白・ピンク・紫などあり、意外にバリエーションは多いのです。
育て方
日当たりの良い場所を好みますが、夏は半日陰に。
植え付け | 2〜3月か9月 |
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夏の終わりから初秋、または生育開始前の2月から3月に行います。鉢植えは成長に合わせて一回り大きな鉢に植え替えていきます。 | 開花期 | 3~5月 |
置き場所 | 日当たりの良い場所が好き |
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鉢植えは日なたで育てます。夏に葉が日焼けする場合は、遮光をするか午前中は明るい日陰へ移します。庭植えの場合は芝生の中などが適しています。 |
水やりと肥料 | 耐寒性、耐暑性が強い。初心者でも育てやすい |
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鉢植えは表土が乾いたら十分に水を与えます。庭植えのものはよほど乾燥が続かないかぎり水も肥料も必要ありません。肥料はリン酸とカリウムが多めの緩効性肥料を春から秋にかけて数回。根が長く伸びるので、あまり小さい鉢は適しません。深い鉢で育てましょう。 |
毎日誰かに話したくなる植物の雑学
スミレの種の秘密

スミレの種をつけた状態を見たことはありますか? 上向きに直立しプロペラ状に種をつける独特の形をしています。
このスミレの種子の根元にはアリを魅了するエライオソームと呼ばれる独特の器官がついています。
種子の大きさはアリの体の半分以上もありますが、匂いに誘われ、その種をアリが巣のなかへ運びこみ、時期がくればアリの巣から芽を出すのです。スミレはアリと共存し子孫繁栄をする植物なのです。
リンドウは、リンドウ科リンドウ属の植物です。色のバリエーションも似ていて蕾は本当に兄弟のようです。花が咲くと見分けやすく、花期が春〜夏のカンパニュラと、秋に咲くリンドウ、どちらも多数の品種があるので育てる楽しみが広がります。
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