「内装の木質化」とは、建物の内装に木材を使うことです。木質化することで心身の健康にプラスの効果があることが明らかにされています。

木質化で期待される効果

洋紙は短い繊維を結着させてつくられるのに対し、和紙は長い繊維を絡めてつくられます。そのため和紙は洋紙よりも強度があり耐久性が高いです。紫外線にも強いため変色しにくく、長期保存に向いているのも特徴です。

睡眠の質がよくなる

内装の木質化の割合が、睡眠の質に影響することが調査によりわかっています。

木質化率45%・100%の部屋では、木質化率0%の部屋に比べ、深い睡眠が得られる傾向にあるそうです。また、木質化率が高い部屋で眠る人には不眠症の疑いが少なく、日中の知的生産性の向上が確認されることがわかりました。

リラックス効果

木の香りには血圧を下げ、ストレスを抑制するというデータが出ています。さらに、木に触れることや木目を目にすることでも、リラックス効果があるそうです。木質化空間に入ると、緊張や疲労などの指数が低下したという結果もあります。

学習や生産性の向上

木質化空間では、作業ミスが減少、活力を感じ疲れにくいとの報告があります。また、子どもたちの不快感や頭痛などが見られにくい、簡易計算テストの点数が上がるといったデータもあり、子どもの発育環境としても望ましいことがわかります。

免疫アップ

最近の研究では森林浴により免疫細胞であるナチュラルキラー(NK)細胞の働きが活性化されることが明らかになりました。同様に、ヒノキの匂い成分がNK細胞を活性化させることも確認されています。

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木目プリントでは効果がない

壁の内装が「無垢材」「突板(薄いシート状の板)」「木目プリント」の3種類の部屋で比較したところ、最も作業ミスが少ないのが「無垢材」最もミスが多いのが「木目プリント」の内装であることがわかりました。このことから、人は視覚だけでなく五感で空間を認識していることがわかります。なお、「壁が木目プリントである」と告げた後には、さらにミスが増える結果となっています。

100%木質化しなくてOK

調査では、木質化率100%の部屋よりも45%の部屋の方が良い数値がでているため、木質化率が高ければいいというわけでもないようです。家具や天井、アクセントウォールなどに用いてバランス良く木質化するのがおすすめです。

内装の木質化は美しさだけでなく、健康面でも多くの利点があります。また、自然とのつながりを感じさせるため、心理的な安心感も得られるでしょう。健康的な生活を送るためにも、上手に取り入れていきたいですね。

床と天井の木質化で木質化率は45%に

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