インテリア   インテリアコラム

愛され続ける英国アンティーク

機能性が高く、そして美しいアンティークの魅力

富山県のインテリアを扱うショップにお話をうかがうインテリアコラム。今回は、トライフルワースアンティークスのオーナーの京田さんに、英国アンティークの魅力を教えていただきました。

シンプルかつ機能的な英国アンティーク

「木目が飴色に輝く家具やドア、照明や食器。海を渡って、はるばるイギリスからやってくるアンティークの数々は、当時のイギリスの暮らしや温もりをイメージさせます。使いこまれた表情も美しく、憧れを抱く方も多いのでは?最近では、生活に取り入れやすい雑貨も増え、暮らしに楽しみをプラスするモノとして、多くの人に親しまれるようになりました。

では、どうして日本人の暮らしにフィットするのかを考えてみましょう。それは日本人とイギリス人の国民性にヒントがあります。過度な装飾よりも、シンプルかつ使いやすさを求める点は、ふたつの国をつなげる共通の考え方。その上、上質な木材で素材の色合いを大切につくられているため、すんなりと日本の暮らしに溶け込み、インテリアのアクセントとして魅力的に映るのです。

この先も愛されるよう修復してつなげる

アンティークと一言で言っても、そのコンディションはさまざまです。富山にやってくる英国アンティークは、1930年代のものを中心とし、2世紀後半のものから近代にかけての家具や雑貨が多いため、それぞれの状態を見極めることがアンティークショップの仕事。イギリスで実際に使われていた家具や照明は、経年による劣化もありますから、丁寧にチェックします。

修理には、つくられた当時の方法に近い材料や技法を用いることで、その表情を損なわずにいることができます。また、日常のなかで利用できるように、機能性の向上も重視。例えば扉に鍵が付いている場合、錆ついて鍵が壊れているケースもありますが、修理すれば使えるようになります。また、椅子も当時のメソッドに沿って張り替えて、新しいオーナーにお届けします。はるばる海と時代を超えてやってきたモノたちに命を吹き込んで、この先100年も愛されるようにと、私たちがバトンをつないでいきます。

イギリスで井波彫刻の逸品、田村与八郎守貞作の「大姿見台」と出合い、買い付けて開国。素青らしい作品なので、一見の価値アリです

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