住まいのプロに聞く知って得するリフォーム図鑑 異素材mixのすゝめ編
異素材mixに挑戦したいけど難しそう…とお悩みの方必見!
取り入れる際のコツを大公開

異素材mixとは、ひとつの空間にさまざまな素材を組み合わせたインテリアコーディネートのこと。これまでは組み合わせることのなかった素材たちが同じ空間に同居することで、新たなデザインの価値が創造されています。

異素材mixは、エッジの効いた格好良い住まいをもたらしてくれるのが最大のポイント。取り入れ方のコツやコーディネートをご紹介いたします。

最もポピュラーで挑戦しやすい木×鉄

日本人のDNAに刻み込まれているコンビネーション

古来、日本の家具には、木と鉄の組み合わせが好んで使われてきました。タンスの取っ手や接合部分には、意匠を凝らした鉄製金具が取り付けられているのがよく見られます。ケヤキなどの高級木材や伝統的な漆などとも相性がよく、強度面でも信頼がおけるので、自然と鉄を使うことが定着していたのでしょう。

あたたかみを感じる木と無機質で冷たく感じる鉄は、温度差が心地よく感じられベストマッチ。どちらも経年変化で味わいが増す素材なので、長く楽しめます。細めでシンプルな鉄に無垢材や無骨なユーズド感のある足場材などの組み合わせも好相性です。

木と鉄を組み合わせたフレームキッチンも大人気。
空間を引き締め、格好良く見せてくれます。

TVボードをシンプルな木と鉄で。
セメントの質感の生きた壁とも好相性です。

より格好良く、尖ったものがお好みの方には
モルタル×金属

無機質でクールな素材感同士の組み合わせ

今人気の異素材mixコーディネートはモルタル×ステンレス。キッチンや洗面化粧台で取り入れやすい組み合わせです。キッチンで取り入れるなら、ステンレスのキッチンを設置し、前壁にモルタルを塗るのがおすすめです。

ステンレスやモルタルがグレイッシュな色合いなので、床は同じくモノトーン調のタイルを張るも良し、ブラウン系の木質フローリングであたたかみをプラスするも良し、床にどんな材料を用いるかによって雰囲気を自分好みにカスタマイズできます。

モルタルの質感を生き生きと照らし出すライン照明がポイント。
業務用キッチンを思わせるステンレスキッチン「オッソ」で シンプルでインダストリアルな空間にコーディネート。(sanwacompany)

これぞ上級テクニック!多種使い

色使いが成功の鍵

異素材mixとして取り入れやすいのはすでにご紹介した2種〜3種の組み合わせですが、中には、多種使いの異素材mixを成功させるツワモノも。

土(塗り壁)や鉄、タイル、銅、和紙など内装に使える素材は多岐に渡ります。それらを上手く融合させるポイントは、ズバリ色使い。同系色を濃い色から薄い色へグラデーションになるように配置するのが多種使い成功への近道です。

そこへ銅などの天然の色合いや、竹や和紙畳などの素材をアクセントに取り入れればオリジナリティあふれる空間になりますよ。

床の淡い色のタイルに対して壁の黒皮鉄がスパイスに。
銅のダイニングテーブルが唯一無二の存在感を演出。
塗り壁の土に竹、和紙畳、光沢のあるタイルを同系色でまとめ、 床の間の銅板の壁をアクセントに。

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